子宮内膜症の診断
自分が子宮内膜症かどうかの判断をするのは難しいことです。見えない部分ですしきちんと専門医に診てもらうほうがいいでしょう。子宮内膜症の症状はいくつかありますので、当てはまる数が多い、不安に思っているという人は早目に受診するようにしましょう。月経の時の出血量が増えてきたり、レバーのような塊の血が出る、月経が来る度に痛みが強くなる、性交痛がある、腰や肛門が痛いというのも子宮内膜症の症状です。
生理痛が強くて、市販されている鎮痛剤を利用しても痛みが改善されにくい、月経後でもダラダラと出血が続く、下腹部が張っている感じがする、外陰部に痛みを感じる、月経の時に出血量が多く貧血気味になる、排便や排尿の時に痛みを感じる、トイレが近くなったという症状も子宮内膜症の危険信号かもしれません。半分以上当てはまるという人は子宮内膜症かもしれませんので、医師に相談してみるほうがいいでしょう。
子宮内膜症は出来る場所によっても症状が違ってきますので、出血量が増えた、痛みが強いという人は気を付けましょう。年を重ねる毎に月経痛が激しくなる場合も注意が必要です。不正出血なども気を付けましょう。腹腔内で子宮内膜症が起きている場合には、排尿痛や排便痛を感じたり、トイレが近くなったりします。腰に痛みを感じたり、性行為の時に痛みを感じることもあります。
子宮内膜症かどうかの検査は、まず問診から行われます。月経の量や痛みなどが聞かれます。内診も併せて行われます。膣の中に指を入れて子宮の動きを調べたり、しこりなどがあるかどうかを調べます。腫瘍があるかどうかを超音波を利用して、体の外から調べることもあります。膣の中に細い機械を入れて、内視鏡検査を行います。検査で子宮内膜症が見つかり、手術が必要と判断した場合にはMRI検査を行なうこともあります。